第2回 2005.9.12
時代に相応しいアプリケーションプログラム
私の自宅で実動しているPCの内、比較的新しく組み立てたPCはペンティアム4(2.8GHz)、セレロンM(1.4GHz)、アスロン64X2(2GHz)の順に3台 である。 PCを組む度に、何かしら新しい仕組みや機能に驚き、悩まされ、それら(仕組みや技術)が自然に自分のものとなっていく。 それらに組み込んであるオペレーティングシステムはコンシュマー用のものはMeだけであり、基本的にNT系の NT4.0_Work、2000_Pro、XP_Proである。アプリケーションプログラムの検証用として64bit版XPやVista*もインストールしている。
新しいPCとオペレーティングシステムの進化はすざましく、PCではHDのストライピングセットによる高速化技術、Gigabitのネットワーク環境、HDTVへの入出力とディジタルレベルでの高音質化、さらにはCPUの64bit化などが目新しい。 一度使ってしまうと、それらの恩恵を捨てて、古いPCやオペレーティン グシステムにはもう戻れない。 新しいオペレーティングシステムはそれらの環境を最大限活かすような技術が多く盛り込まれており、新しいUIも 洗練( Vistaはかなり良い雰囲気で私好み)されてきている。反面、ユーザーには段々、実際のものと仮想のものをシームレス考え、使い切る技量が要求さ れるようになるようだ。
一方、アプリケーションプログラムではPCとオペレーティングシステムの進化に比して、本質的には前進してない のが現状である。アプリケーションプログラム開発会社は、そういった進化に歩調を合わせて製品の開発をしている会社は少なく、 ユーザーの要望に応えて機能を追加している会社が多く見受けられる。そういった場合はユーザーが考えた仕様(画面)で作られているケースが多く、当然UIは既成で用意されたものを組み合わせた程度のも のから逸脱できていない。
弊社ではアプリケーションプログラムとして、ユーザーからの要望をスマートに具現化するには、どういったUIで画面を構成して、さらにはどのような構造に設計したら良いのか等、ユーザーに開発会社らしく提案することを目指している。 しかしながら、そこには既成アプリケーションとしての汎用性の確保といった障壁が立ちはだかる。 適切なUIや画面設計には、時間が掛かり納期との兼ね合いが問題となる。また、ユーザーのPC習熟度の差やレベルを 吸収できるUI設計など、種々の難問が待ち受ける。
現在のPCとオペレーティングシステムの進化から推測すると、ユーザー自身が設計したUIや画面で アプリケーションを短期間で作れるようになる時代は、もう、そんなに遠くはないと言い切れる。そういった時代になっても生き残れる会社が本当の意味でのアプリケーションプログラム開発会社ではないかと思う。
ユーザーからの要望を受けて入れプログラム開発して具現化するユーザー主導型ではなく、ユーザーからの要望の本質を捉え、私共からスマートに具現化するための提案をすることである。説得力のある提案をすることにより、ユーザーの協力を得ることができ、開発会社主導型で進められる。PCや オペレーティングシステムの技術進化とのギャップを少しでも埋められる、時代に相応しい、より高質なアプリケーションプログラムを提供できればと思ってい る。
何よりも大切なことは、ユーザーがアプリケーションプログラムの操作手順に束縛されることなく、自らの意思で自由に快適に使えることである。
<Yoshimic>
〜訳注〜 Vista・・・次期 Windows (開発コードネーム Longhorn)
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