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弊社スタッフのエッセイ集です。
第4回 2010.2.3 Tetra21の最新テクノロジーより 
第3回 2005.11.10 読み書きパソコン?〜当世リテラシー考
第2回 2005.9.12 時代に相応しいアプリケーションプログラム
第1回 2005.7.21 Tetra21の将来にむけて
 
第4回 2010.2.3
Tetra21の最新テクノロジーより
 

見積書の秘匿性及び原本性
Tetra21の見積書ファイル(*.dc4)は、元々は高い見読性を持っています。これは、データに信頼性を持たせる為でしたが、昨今の情報漏えい事件に代表されるように、寧ろ時代は秘匿性求めるようになりました。

そこで、2006年5月より暗号化技術の導入をはじめた結果、現状では

  1. 自社用として、見積書ファイル(*.dc4)の暗号化
  2. 開示先を指定した、見積書ファイル(*.dc4)の暗号化
が可能です。

1では、他のユーザ(企業のことでメンバーのことではない)では、その見積書を開くことが出来ません。2では、自社では読み書き自由ですが、開示指定されたユーザでは、見ることのみ可能(印刷も含む)です。作成側のユーザ情報と合わせて、「成りすまし」を防止すると共に、このファイルに関して原本性が保障されます。 Tetra21ユーザ同士であれば、暗号強度を別にして、デジタル署名付で暗号化されたファイルと同様の効果が得られます。 USBメモリ等で社外に持ち出す場合や、e-mail に添付する場合にご利用いただけると思います。


Reductive Translation
Tetra21に限らず、数量に比例する情報を含む大きなテーブルデータを扱うシステムでは、目的に合わせたビューに投影したイメージを表示すること(更にグラフ化することもある)で、ユーザの要求にこたえています。このあたりのことを、抽象化して考察してみます。

  1. 必要なデータは全て数量に比例するとすれば、その様な情報を持つ独立したレコードが n個あるとして、n次元線形空間の1点として定義できます。
  2. もし、数量(金種)を m個持っているのであれば、1つの座標軸が m次元ベクトルで構成されていると考えます。
  3. 今、n個の座標軸を、n1〜ni 個のグループに分け、それぞれのグループに1つの座標を割り当てます。(j番目の座標は、nj×mj次元ベクトル)
  4. こうして作った新しい座標軸を遠目で見て、1若しくは2ような座標軸と考え直したものを縮約座標と呼び、その変換を縮約座標変換(Reductive Translation)とします。
  5. 座標単位は、構成するプリミティブな要素の生き残った単価(単位工数)が同じ場合は数量和をとり、そうで無い場合は数量を1として金額(歩掛)を当てます。(あくまでも数量和を生かしたい場合は、平均単価をとる場合も有るが、丸め誤差を生ずる可能性がある)

通常、このような変換は、社内及び提出用資料として、一方向(縮約方向)に変換するのが常ですが、 Tetra21では、目的にあわせた二種類のビューを持ち出して、そのビュー間の座標変換をV字型に実装し、片方のビューでのデータ修正を、もう一方のビューに反映させることが可能です。工種組換や金額シュミレーションは、その応用です。

<Fuku>


 
第3回 2005.11.10
読み書きパソコン?〜当世リテラシー考

一般にコンピュータを使う上で、コンピュータリテラシー*1と情報リテラシー*2、この二つが重要だといわれています。

先日、コンピュータリテラシーについて考えさせられる場面に遭遇しました。 私の甥っ子達(小学2年生と幼稚園児)へお下がりのパソコンをプレゼントしました。 昨今、小学校でもパソコンの授業がありますので、小学2年生の甥っ子は問題なく操作できるのですが、 幼稚園の甥っ子はその日が生まれて初めてパソコンを触った日になったのです。 最初は拙いマウス操作だったのですが、1時間もするとマウス操作のコツを掴み、見事にマウスを使いこなし、 ペイントソフトで絵を描くではありませんか。 もともと画才はあるようで、森とカニを上手に描いていました。

我々のような大人ですと、マウスを使って絵を描くのは容易ではありません。 まして、1、2時間では不可能でしょう。 確かに子供の学習能力には驚かされます。 今後、彼らはすごい速さでコンピュータリテラシーを習得するでしょう。 そして、高度な情報リテラシーを身に付ける事だと思います。 まさにサイバーキッズ(古!)の走りかもしれません。

現在、私たちはインターネットを介して、膨大な情報の海の中へ出て、必要な情報を手にできる環境にいます。 そして、器用に情報を取捨選択し、切り貼りして、いっぱしの意思決定や何かを表現したりしています。

私は思うのです。 「リテラシーとはあくまで手段に過ぎず、大切なのは目的である」と。 たとえば、「意思決定であるなら、どんな考えの下に意思決定するか、あるいは、表現であるなら、どんな哲学の元に表現するか」であると。 つまり、はじめに目的がないと膨大な情報の中で、どんなにたくさんの情報を入手しても、その多さに処理できなかったり、 情報をうまく加工することが出来ても、それが他人の考えのコピーであったり、二番煎じになりかねないのです。 まず最初に考える行為(自分の中の仮説といってもいいでしょう)があって、はじめて、 次のステップでコンピュータリテラシーや情報リテラシーを正しく使いこなすことが出来るのだと思います。

物事の考え方のベースとなるリベラルアーツが軽視されて久しくなりますが、それは「仏作って魂入れず」、そんな危機感を感じる今日この頃です。
みなさんはどうお考えになりますか。

<Woods>

〜訳注〜
*1コンピュータをはじめとするIT技術を使いこなす能力のこと
*2情報を使いこなす能力のこと



 
第2回 2005.9.12
時代に相応しいアプリケーションプログラム

私の自宅で実動しているPCの内、比較的新しく組み立てたPCはペンティアム4(2.8GHz)、セレロンM(1.4GHz)、アスロン64X2(2GHz)の順に3台 である。 PCを組む度に、何かしら新しい仕組みや機能に驚き、悩まされ、それら(仕組みや技術)が自然に自分のものとなっていく。 それらに組み込んであるオペレーティングシステムはコンシュマー用のものはMeだけであり、基本的にNT系の NT4.0_Work、2000_Pro、XP_Proである。アプリケーションプログラムの検証用として64bit版XPやVista*もインストールしている。

新しいPCとオペレーティングシステムの進化はすざましく、PCではHDのストライピングセットによる高速化技術、Gigabitのネットワーク環境、HDTVへの入出力とディジタルレベルでの高音質化、さらにはCPUの64bit化などが目新しい。 一度使ってしまうと、それらの恩恵を捨てて、古いPCやオペレーティン グシステムにはもう戻れない。 新しいオペレーティングシステムはそれらの環境を最大限活かすような技術が多く盛り込まれており、新しいUIも 洗練( Vistaはかなり良い雰囲気で私好み)されてきている。反面、ユーザーには段々、実際のものと仮想のものをシームレス考え、使い切る技量が要求さ れるようになるようだ。

一方、アプリケーションプログラムではPCとオペレーティングシステムの進化に比して、本質的には前進してない のが現状である。アプリケーションプログラム開発会社は、そういった進化に歩調を合わせて製品の開発をしている会社は少なく、 ユーザーの要望に応えて機能を追加している会社が多く見受けられる。そういった場合はユーザーが考えた仕様(画面)で作られているケースが多く、当然UIは既成で用意されたものを組み合わせた程度のも のから逸脱できていない。

弊社ではアプリケーションプログラムとして、ユーザーからの要望をスマートに具現化するには、どういったUIで画面を構成して、さらにはどのような構造に設計したら良いのか等、ユーザーに開発会社らしく提案することを目指している。 しかしながら、そこには既成アプリケーションとしての汎用性の確保といった障壁が立ちはだかる。 適切なUIや画面設計には、時間が掛かり納期との兼ね合いが問題となる。また、ユーザーのPC習熟度の差やレベルを 吸収できるUI設計など、種々の難問が待ち受ける。

現在のPCとオペレーティングシステムの進化から推測すると、ユーザー自身が設計したUIや画面で アプリケーションを短期間で作れるようになる時代は、もう、そんなに遠くはないと言い切れる。そういった時代になっても生き残れる会社が本当の意味でのアプリケーションプログラム開発会社ではないかと思う。

ユーザーからの要望を受けて入れプログラム開発して具現化するユーザー主導型ではなく、ユーザーからの要望の本質を捉え、私共からスマートに具現化するための提案をすることである。説得力のある提案をすることにより、ユーザーの協力を得ることができ、開発会社主導型で進められる。PCや オペレーティングシステムの技術進化とのギャップを少しでも埋められる、時代に相応しい、より高質なアプリケーションプログラムを提供できればと思ってい る。

何よりも大切なことは、ユーザーがアプリケーションプログラムの操作手順に束縛されることなく、自らの意思で自由に快適に使えることである。

<Yoshimic>

〜訳注〜
Vista・・・次期 Windows (開発コードネーム Longhorn)



 
第1回 2005.7.21
Tetra21の将来にむけて

現代は、インターネットが当たり前の時代です。 インターネットの特徴の一つに、接続するドメインを意識せずに、目的のサーバ(情報)にアクセスできる点があげられます。 即ち、URL一つで目的のサーバにアクセスできることです。これを可能にしているのがIPルーティング、即ちルータです。 Tetra21でも、PPTPを利用すれば、インターネットを利用して遠くのサーバに接続できますが、ここはもう一歩踏み出して、URL自体を不要にすべきではないでしょうか。 もちろん、ユーザー(クライアント)からみての話です。

たとえば、同一のサーバキーを持ったサーバがお互いのデータを何らかの方法で同期できれば、いちいち接続を換えることなく支店を超えて、見積書その他の共有が可能となります。 また、サーバキーが異なる場合でも、エキスポートフォルダを導入して、許可されたサーバはプロキシとして機能させることもできます。 簡単にいってしまえば、URL的なものは総てサーバが管理し、ユーザは自分のドメインにいながらにして、必要な作業が総てこなせるような環境を、提供できるようになります。

Tetra21のマルチサーバ化は、次の世代への必須条件になると思います。
データの同期ひとつとっても、ピアツーピアで行うのか、ルーティングに依るのか、あるいはエンタープライズサーバを立てるのか迷うことだらけですが、着実に一歩づつ前進していきたいと思います。

<Fuku>