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WFP for Experimental の使い方Ⅱ

二週間のご無沙汰でした。SALです。
前回に続けて、いよいよ操作例をと思いましたが、未だ目的のサンプリングレートで再生する為の設定ができていません。
その設定には、Reg4Exp.exe を使うと便利です。
一度でも WFP4Exp.exe を走らせた事のある環境であれば、Reg4Exp.exe を使うことができます。

Reg4Exp.exe を起動したら、先ずは左側の「機能の区分」にある「将来の拡張」にチェックを付けてください。
これで、右側のコントロール達がイネーブルになります。
先ずは、「再標本化周波数」を、前回で決定した値に設定します。
次に、その下の「標本値の桁数」を、24bit にします。(OSが、Ver.5.x なら 16bit)
更に下の「傾きチャンク」を、Enable(AutoSel) にしてください。
(閉じた状態だと Sel が見えないかもしれませんが、開けば解ると思います)
これで、44.1KHz 及び48系のソースを、最適な手法で再標本化する環境① が整いました。

SALは所有していませんが、目的とする周波数が「再標本化周波数」にない装置では、どうでしょうか?
もし、44.1KHz なら、「将来の拡張」のチェックを外して② ください。
それ以外、例えば 352.8KHz であれば、CDをソースと仮定して、「中点挿入手順」を、_P48 にして③ ください。
また、希望周波数が48系、例えば 384KHz であっても、生録に近い 96/192KHz のソースを再生するのに使う場合は、_P32_P32 にして④ ください。
しかし、それが少数派の場合は、上記のファイル名に _P32_P32(192KHz には _P32)を加えて⑤、個別指定としてください。

ところで、ソースが 44.1/48KHz の場合で、高域特性を特に重視したいファイルは、Hybrid2S の利用をお勧めします。
このエンジンは、WFP4Exp.exe には内蔵されていませんので、gradient.exe で計算結果を埋め込んでください。
その前に、もし目的の楽曲が、複数のファイルに強制分割されている場合は、bindwavs.exe で一つに纏めてから実行してください。
また、例え傾きを埋め込まなくても、連続再生する必要がある場合は、纏めておくことで、スムースに再生できます。
(本プログラムは、「自身ではストリーミングしない」という原則の結果、複数ファイルの連続再生ができません)
但し、むやみに長いファイルは再生不可能です。x64 版でも、24bit/384KHz で30分、24bit/192KHz で1時間程度です。
(①のモードなら、24/384⇒16/384⇒24/192⇒16/192⇒24/96⇒16/96 と再生可能状態を、自動で探ります)

さて、此処まできたら早速再生したいところですが、以下の準備も結構効果的です。
多くの方は、WAVファイル保管のフォルダ構成は、検索に便利なようにされていると思います。
通常は、この末端フォルダ単位で再生することになりますが、そうではない場合も多々あると思います。
そのためには、通常はミュージックリストを作りますが、本プログラムでは、ショートカットを使います。
即ち、再生目的に応じた構造のフォルダを用意して、そこにターゲットファイルのショートカットを置きます。
このショートカット名でも、上記の「中点挿入手順」や「アッテネータ」の指定が可能で、しかもこちらが優先します。
「アッテネータ」は、フォルダ内の楽曲再生レベルを合わせるのにお使いください。
(クリップを未然に防ぐことにも使えます)
「中点挿入手順」は、同じソースから複数のショートカットを作り、比較の為にそれぞれに異なる手順を指定することもできます。
準備とは申しましたが、鑑賞しながら次の再生グループを作るのも良いでしょう。
注意:ショートカットを集める場合は、同じ標本化周波数で出力可能なものにしてください。
例えば、①の環境なら、44.1/48/96/192/384KHz は混在可能ですが、88.2/176.4/352.8KHz は別フォルダとして、③の環境で再生してください。

更に、ちょっと一言
本プログラムには、カレント(再生中の)フォルダに、index.txt というファイルを見付けると、
再生リストのファイルが複数に限り、[About]ボタンを押すと、License 条項の代わりに、その内容を表示します。
ファイル本体を保管するフォルダには、そのアルバムに関する様々な情報や自身の思いを、書き込むのも良いでしょう。
(EAC等でリッピングした場合の create.log を充てるのも…)
また、ショートカットの為の再生フォルダには、その目的(集めた理由?)等を入れておくと、後々役に立つ時もあります。

最後に、アップサンプリングチェックボックスの状態設定についてです。
① の場合は、リサンプリングモード、即ち第三の状態(グレイのチェック)にして再生します。
② の場合は、標準状態(チェックなし)で、44.1KHz のみを再生します。
③④⑤ の場合は、通常のチェック付状態で、それに見合ったファイルを再生します。
チェック状態は未だ継続できていませんので、毎起動後に設定してください。
また、Gradient Info’ のチェックは付けたままにしておいてください。

やっと、再生操作に行き着きましたが、先ずは Audio Device を確認/指定してください。
先頭にある、Wave Mapper(サウンドマッパ)を選ぶと、Default Device に出力されますが、常用は避けるようにしてください。
後は、[Choose]ボタンで選択した楽曲ファイル群を、[Play]ボタンで再生するだけですが、以下のことに注意してください。
複数の楽曲を取り込んだ場合は、そこをカレントフォルダとしますが、
一曲のみの場合は、起動で指定した作業領域をカレントフォルダに戻します。

[Stop]を押せば、強制的に止まりますが、[Next song playback]のチェックを外せば、再生中の楽曲の終わりで停止します。
次の曲を変えたい場合は、目的のファイルを選択しておいてください。
但し、同じ曲をリピートする場合は、[Auto repeat]をチェックして、[Next song playback]のチェックを外します。
双方にチェックがある場合は、楽曲リストの最後の曲から先頭の曲へ戻ります。

:後書:
説明がゴテゴテしてしまいましたが、多くの場合は①の環境かと思われます。
そしてこの時に、WFP4Exp.exe の特徴を最も活かすことができます。
とすれば、ターゲット周波数は、96/192/384KHz の何れかと思いますが、
DDCの場合は、DAC迄完全な等時性を要求されますので、DACで使用するクロックをDDCにも供給して等時性を確保してください。
その点、DAC内蔵機器は有利ですが、自身のクロックジェネレータの品質が悪い場合は、やはり外部クロックが必要です。
但し、どれだけ精度の高い発振子を用いても、DACに至るまでに多くのゲートや不適格なケーブルを通せば、時刻点の揺らぎが無視できなくなります。
その割合は、標本化周波数に比例するので、WFP4Exp.exe を生かす目的だけで、高い再標本化周波数を選ぶと逆効果になる場合もあります。
現状で、最も得意な再生標本化周波数を探っておきましょう。

1つのコメントがあります : WFP for Experimental の使い方Ⅱ

  • hipo

    LPからCDへの移行に伴い長らくAudio熱が冷めていましたが、今年になってusbオーディオの世界があることを知りました。CDをEACでPCに落としUpconvで24bit、176.4KHzにアップサンプリング、サウンドカード(SC8000)とPCスピーカー(PM0.3)を購入し、プレーヤー(当初AIMP3、後にAudioGate)で鳴らすとかなり満足できる音になりました。その後、当HPに行き当たりWFPをいじっていると何と16bit, 44.1KHzの音源のまま、リサンプリングにより24bit、192KHzの再生が可能ではありませんか! 記憶媒体の大幅な節約になりますし、一旦一曲分をメモリーに取り込んでから再生してくれるため安定感抜群です。更にBabyfaceで昔のオーディオシステムに繋いでWFPで再生するとキンキンと耳障りなCDの音が大幅に改善されています。感謝感激!再度オーディオの世界に嵌まりそうです。今後どこかと提携してWFPのリサンプリング機能をハード化した携帯ICレコーダー(プレーヤー)を作られたら大当たりしそうな気がしますがいかがでしょうか。

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