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言葉の解釈と誤解を招く表記

  K’sです。
  先日、ある友人とWave File Player for Experimentalの話をしていて、どうにも話が噛み合いません。 良く話あってみるとアップサンプリング (Upsampling)という言葉の解釈が違うことに気付きました。 K’sは「アップサンプリング」という言葉に対して、自分なりの解釈や浮かぶイメージがありますが、この解釈が友人とはずいぶん異なっていたようです。

  直訳すれば「アップサンプリング」とは、サンプリング周波数を高い周波数に変換すること(サンプリング周波数を上げる変換)を意味します。 ところがオーディオにおける「アップサンプリング」に限定した場合においても、「高い周波数に変換」ではなく「元のサンプリング周波数の整数倍数に変換」と捉える人もいます。 また、日本語では「標本化周波数変換」とも言いますが、K’sは拘りがあって、「標本化周波数」という言葉は生音やアナログ音源を最初にデジタル化するときのみに使いたいと言う勝手な思いがあり、他の人から見れば狭義な解釈となってしまいます。 これが、アップサンプリングの類義用語である、オーバーサンプリング、ダウンサンプリング、リサンプリング、D/Dコンバート、サンプリングレート変換などに広がれば、紛らわしいだけでなく解釈が違って当然です。

  話を元に戻しますが、友人は、あるCDプレーヤーにおいて、DAコンバータで行なっているアップサンプリングを「音源(信号帯域)も拡張されている」と思って話しており、K’sは、そのCDプレーヤーは「音源はそのままでサンプリング周波数のみを高い周波数に上げてローパスフィルターの次数を下げられるようにしている為」と思って話を進めていました。 すなわち、友人は44.1KHzの音源をDAコンバータのアップサンプリングをオンにして2倍に設定したとき、音源もDAコンバータ内部で88.2KHzに変換されていると思っていたそうです。したがって「Wave File Playerでアップサンプリングして音源を2倍(88.2KHz)に変換した場合、DAコンバータでさらに2倍にアップサンプリングしたら、4倍(176.4KHz)の音源になってしまうので云々・・・」ということが、話の食い違いの始まりだった訳です。

  友人曰く、そのメーカーのパンフレットに「DAコンバータのアップサンプリング機能により、音源を精度良く88.2KHzや176.4KHzに変換する」と記されていたと言っていましたが、確かにオーディオ業界の中でも「アップサンプリング」という言葉の解釈がまちまちで全く統一されていません。 また、パンフレットに平気で嘘としか思えないことを平気で唱えているメーカーも見受けられます。

  オーディオ業界も「良い物を作る」のではなく「売れる物を作る」、言い方を変えれば「売ってしまった方が勝ち」なので、「売る為には嘘も構わない」という考えのメーカーがあるのでしょうか? きっとメーカーの技術者は、その製品に相応しい宣伝ではないこと承知していると信じますが、宣伝文書を考える方(または業者)の知識不足のせいか、それとも営業側の意見なのでしょうか?

  百歩譲ってパンフレットの技術解説や売り文句は良しとしても、せめて「製品仕様」には用語や表記方法を統一して(場合により測定方法等も記述して)誤解を招かない表記を心がけて欲しいと願うK’sです。

録音とミックス

K’sです。
今月の半ばに予定通り、東京の録音スタジオでオーディオ仲間も交えてジャズ・ボーカル・アルバム用の録音を行いました。
今迄の録音ではピアノの音が思ったように録れず、後工程のミックスやマスタリングで補っていました。
アルバムを聴いていただいたオーディオ仲間やジャズ仲間の皆さんからは、普通のジャズアルバムと同様に良い音との評価ですが、K’sはピアノの音にかなりの補正を加えないと思った音にならないこと自体が納得いきません。
今回はクラシック録音でなじみの深いリッドに反射した音を中心に少し離してLRマイク2本、ジャズ録音の常套である弦やハンマーの音を中心に近接でLCRマイク3本、それとアンビエンスにマイク1本、ノイマンのU87Aiをピアノに6本割り当てて録りました。
スタジオのモニタースピーカーでLRマイク2本とLCRマイク3本を聴き比べてみましたが、何故かどちらも良い音で録れました。
当日ラフミックスをピアニストに聴いてもらった結果、少し離して録ったLRマイク2本の音がとてもリッチなサウンドと喜んでいただけました。

このようにして録った17チャンネルの24bit/96KHzのリニアPCMを今週からミックスしています。
作業用のPCは新らたに組み立てたi7/2600に16GBメモリー搭載したものを使っており、OSはWindows7の64bit版、DAWも64bit版を使っています。
OSとプログラムに64GBのSSD、作業データ用に64GBのSSD、保存用データストレージに2TBのHDDを用意したので、スピードが速くすこぶる快調です。
従来のPCもHDDは4台をストライプセットしていたので、当時は早い方でしたが、やはり新しいPCとは比べものになりません。
このような作業効率の良い環境のせいか、今回の音源制作は作業に集中できます。

アルバム制作のほか、ピアノの音だけを色々マイクアレンジして聴いてみた結果、なかなか興味深く面白いので、マイクアレンジ比較用として短時間でダウンロードできる程度の、著作権に関わりのない音源も作ってみようと考えています。

この音源制作の過程については、タイミングをみてブログに書きたいと思います。

年度末が近づいてきた・・・

K’s です。
年度末が近づいてきたこともあり、何かと気忙しい日々を送っているこの頃です。
1週間ほど前に比較的大きな規模の案件の引き合いをいただき、見積書作成の期日が今月中なので、この土・日曜日もお持ち帰りで書類と格闘していました。

仕事にとり掛かっているとアッと言う間に時間が過ぎていきます。 「集中力がある」と言えば聞えが良いのですが、単に「仕事が遅い」だけなのかも知れません。 そんな訳で気がついたら既に夕方、土曜日はジャズ・ボーカルの発表会があり、歌わなければなりません。 さっそく家族と一緒に一目散に会場のライブ・ハウスに向かい、美味しいスパゲティーを食べて、準備完了。
 
K’s の出番は10番目、他の出演者の歌を聴きながら待っていたのですが、とっても長~い。 なぜ、こんなに時間が「短かかったり」、「長かったり」両極端に感じるのでしょうか?
神様はK’s の体内にジッター発生器でも仕組んだのでしょうか?
やっとK’s の出番になり2曲歌ったのですが、仕事の事で頭が一杯(バッファーの容量不足ですが、ガベージコレクションをしたら、後ですばやく仕事に戻れないので大変)でMCはボロボロ、でも肝心の歌の方はとても気持ち良く歌うことができました。

娘が携帯を使い、気合でスナップを撮ってくれました。
暗いライブ・ハウスなのに良く撮れています。

ミュージシャンと・・・

予定通りミュージシャンの皆さんと録音のコンセプトについて打ち合わせを行った。
K’sのシステムの中でミュージシャンにとってPA装置に近く馴染み深いと思われる、3Wayスピーカーシステム(TAD TL-1601a ウーハー×2、JBL 2450J コンプレッションドライバー+ウッドホーン、JBL 2405 トゥイーター)を、チャンネルデバイダー系由で、50WのA級アンプ×3台のマルチアンプシステムでドライブして、マスター音源を6~7曲聴いていただいた。
勿論、ジャズのインストルメンタルとボーカルものです。

聴き始めた途端にミュージシャンの目が輝き(耳がダンボになり)、録音という行為に対して成果物である音源のクォリティーについて、「半ば諦めていたことが、本当は可能である」ということに確信をもっていただけたようです。「良い作品を作りたい」ということに全員のベクトルが一致して気合が入り、そういった意味で良いキックオフになりました。

オーディオの醍醐味を体感していただいた音源は、K’sがミックスとマスタリングを行った比較的ダイナミクスの大きなPCM24bit/96KHzのWAVファイルです。それでも有効ダイナミックレンジは50dB程度なのです。
K’sが言いたいのは、録音や編集の時は24bitもしくは32bit(フローティング)必要ですが、「再生のことだけを考えた場合は16bitで充分ではないか?」と言うことです。
すなわち、「24bit/96KHzで録音した場合は、16bit/48KHzを聴くための(正しくはD/Aコンバータに渡す)音源にしてはどうか?」と考えます。
この場合、ソフトウェアDACで前処理して16bit/48KHzにしても良いし、予め、傾きデータ入りの16bit/48KHzWAVEファイルを作っておいても良いと思います。

今更なぜ、低スペックの16bit/48KHzや16bit/44.1KHzにするかと言うと、「市販の音源に24bitを有効につかっているダイナミックレンジの大きなものは殆どない」ということと、「現在の半導体技術で本当にハイレゾリューションの音源を正確にD/A変換できているのか?」ということに疑問を持っているからです。
要するに「正確にD/A変換するには、逆に低スペックの方が有利である」と言うことです。
ここら辺のことを、音源制作から再生までを通して、SALさんと一緒に、色々実験していきたいと考えます。

それには、まず、良い音源を作らなければなりませんが、K’sはピアノの録音で悩んでいます。マルチマイクで録りますが、ベースやドラムは今までも思い通りに録れております。
ピアノは、「音色を優先に録るか? 位相を揃えてとるか?」、「リッドに反射した音を中心に少し離して録るか?、弦やハンマーの音を中心に近接で録るか?」これらは、両立しないようなので困ります。
少し安易な考えですが、マイクをピアノに6本割り当てて、両方のスタイルで録っておこうと考えています。

2012年オーディオの目標

K’sです。

今回は、今年やりたいオーディオのことです。
オーディオの目標を検討するうえで、K’sの場合はリスニング環境がボトルネックになります。
リスニングルームは防音対策(2重の窓、壁、天井)を施しましたが、ドアのほか換気装置やエアコンは一般住宅向け製品のままなので、スタジオのように完全な遮音ではありません。
比較的静かな環境ですが30~35dBの暗騒音があります。
また、集合住宅なので近隣に迷惑をかけないように大きな音が出すのは難しい状況です。
したがって、再生可能な最大音圧レベルは瞬時で105~110dBが精一杯といったところです。

このような環境のなかで目標としては、システム全体で「ダイナミックレンジ80dB以上」、「リスニングポジションでの周波数特性40~18000Hz ±4dB以内」の再生ができるオーディオ装置の構築を目指します。  これを実現するのは結構難しいですが、目標は「ちょっと背伸びしないと達成できない位」が良いと考えます。

まずは、上流から詰めていかなければなりませんが、K’sはこの目標に相応しいダイナミクスの大きな音源を持っていません。

実は、昨年11月から、新しい手法でのミックスとマスタリングの実験に明け暮れており、年末年始はミックス&マスタリング三昧の毎日でした。
なんとか自分で納得できる24bit/96KHzの音源(最終的にはWFPで16bit/48KHzにしてDACに渡す?)が作れる、明かりが見えてきたのですが、大きなダイナミックレンジは思ったように確保できません。
いろいろ工夫して有効ダイナミックレンジ70dB程度は稼げるようになりましたが、このような音源を一般的なオーディオ装置で再生しても、とても聴けた音ではありません。(通常のCDからリッピングした音源は有効ダイナミックレンジを30~40dB程度に圧縮したのものが多く、そのような音源を聴くことに慣れ親しんでいます)
K’sは、そういった意味での「一般的な再生装置で聴くことを考慮しない、生音に近い大きなダイナミクスを持った音源作り」から挑戦したいと思います。
このような馬鹿げた実験ができるのも、趣味ならではの良いところで、商業ベースでは考えることすら不可能なことです。

また、その音源が持っているポテンシャルを十分活かすことができる再生装置を1年掛けて構築していこうと思いますが、幸い新規に購入するものは無いので「やる気をいかに持続させるか」だけです。
この再生装置側のことは、今後ブログで何回かに分けて発表していきたいと思います。

3月には東京で、オーディオの仲間を交えて、ジャズピアノトリオ+ボーカルの録音を行います。

今日はミュージシャンとその打ち合わせですが、まずはダイナミクスの大きな音源を聴いてもらい、オーディオの醍醐味を体感していただき「気合を入れてもらおう」と企んでおります。

(1月25日に青文字部分を加筆修正)

 

2012年が良い年になりますように・・・

今年は東日本大震災や原発事故の直接ならびに間接的被害で厳しい年になりました。
被災地の皆様の物凄い気力には頭がさがりますが、復興はまだまだで、長期間かかると思われるので、私たちに出来る範囲での継続的な支援こそが大切であると考えます。

Ks’にとっては、今年も多くの新しい出会いがあり、充実した年でした。
仕事は勿論、趣味の分野でも多くの方々にお世話になり感謝の気持ちで一杯です。
特にオーディオに関しては、各プロフェッショナルの皆様に技術的なことをお教えいただいたり、アドバイスをいただき、有難うございました。

今年のプライベートな目標のうち、音楽関連の目標(SACD制作やライブなど)はすべて達成できましたが、オーディオは目標を定めてなかったこともあり、大きな進化はありませんでした。

そんな中で、Ks’がオーディオ面で強く感じたことは、PCオーディオの普及は嬉しいのですが、音質評価の際に、再生楽曲、再生ソフト、サウンドデバイスの3つが明確に切り分けされてない状態での評価が多く、Bye Bye Blackbird的な考えに偏っていたこと。
さらには、DA変換を含め、それ以降のオーディオの本質的なパートを抜きで議論されていることが多いのが、残念でなりませんでした。
一番がっかりしたのは、某メーカーの宣伝用技術解説でした。
メーカーなので売ることに全力を尽くすことは当然ですが、「明らかに間違った(実現不可能な)ことを、さも本当の(実現できた)ように書くべきでない!」と思うのはKs’だけでしょうか?

趣味なので、色々な考えがあって良い訳ですが、現実のデジタルオーディオを見据えて、何処にボトルネックがあるのかを考えてみると、Ks’は「DACのリアルタイム処理で出来ることの限界」と「プリアンプ以降スピーカ迄のアナログ領域で確保できる過渡応答とDレンジ」の2点だと思います。

来年はシステム全体でこのボトルネックを解消、もしくは緩和する方法を模索し、目標を掲げて研究してみたいと思います。

では、2012年が皆様にとって、良い年になりますように・・・

異なる波形で音色は同じ?

SALさんからの命題、「sin(ω・t)+sin(2・ω・t) と sin(ω・t)+cos(2・ω・t) は聴感上区別できるか?」は、真面目に考えると興味深いところに到達します。
SALさんの続きがあるようなので、この件について、ここでは触れません。

 

2つの異なる波形の聴感結果についてですが、K’sは「なるべく正確な再生ができるオーディオ装置」をセットして、それで聴いてみました。

DDCとDACは差し障りがあると拙いのでメーカー、型番はあえて記しません。
プリアンプはラックスのC-10Ⅱをダイレクト接続、メインアンプはアキュフェーズのA-30(A級)、スピーカーはウーハーがスキャンスピークの18W8545Kダイレクトラジエータ型、ツイータはディナウディオのT330Dドーム型、ネットワークは高低域共に1次のフィルターでエンクロージャは密閉型でユニットの位相合わせを施してあるものと、少し拘ってシンプルな構成にして聴き比べました。

まず、ちょっと聴きでは、まったく差は判別できませんでした。
今度は、音源を①フェードイン部分、②一定のレベルの部分(主)、③フェードアウトの部分に分けて聴き比べてみました。(SALさんはオーディオ装置の保護と聴きやすさを考慮して、フェードインとフェードアウトを付けたと思われるが・・・)
②と③は何度聴いてみてもK’sには違いを判別できませんでした。
ところが①の(無音から音が出始める)部分は、何か違いを感じます。


音(主音)に注力すると判らなくなるのですが、音の出る瞬間の気配が異なるような気がしてなりません。
しかし、ブラインドテストをすると、正解率は50%前後と低いので、気持ち(思い込み)の問題かも知れません。
所詮、+sin(2・ω・t) 側を耳でセンスして、神経回路で脳に伝え、脳の片隅に記憶して、次に+cos(2・ω・t) 側を同様に聴いて、比較する訳なので、ちょっとした「気持ち(思い込み)」が大きく作用することは推測できます。

したがって、現時点での結論としては「K’sの耳では判別不可能」ということになります。

今度、時間のある時に、①の部分を耳でセンスするのでなく、マイクロフォンを使ってセンスしてオシロスコープで観測してみたいと思います。
また、ちょっとした楽しみが増えました。
オーディオは面白いです。

これはsin(ω・t)+sin(2・ω・t)  と sin(ω・t)+cos(2・ω・t)  の周波数分析です。(+sin(2・ω・t)側 が赤色 +cos(2・ω・t) 側が水色 )
比較的高い周波数に分布しているノイズは目盛から見て108dB以下なので無視(音源が16ビットであるため)して構いません。

ファーストインプレッション!

念願のジャズボーカルSACDアルバム「My Foolish Heart」が出来上がり工場から送られてきました。
早速、演奏していただいたミュージシャンにSACDをお送りしたところ、携帯にファーストインプレッションのメールが届いたので、原文のまま掲載させていただきました。
このようなメールをいただくと、今迄の疲れもすっ飛び、また「やる気」が沸いてきます。

先程受け取らせて頂きまして、早速スピーカーで聴いて、ヘッドホンでも試させて頂きました。
ブラシの繊細な部分やハンドも皮の音が叩いてる時と同じ感覚にリアルに聴こえてきました。
シンバルの空気感もいままでのそれとは違う臨場感でかなりびっくり致しました。
逆に今までどんだけ削られていたのか・・・と言うことですよね。
これは自分にとっても、録音に対して半分諦めてきた、今までの色々な音に対する気持ちに再度火がつきました。
更に研究を重ねて頑張りますので、また機会がある際は是非、やらせてください。
おねがいします。
本当に凄い経験が出来ましたこと、本当に感謝しております。
ありがとうございます。
取り急ぎお礼迄にご連絡致しました。
またこれからじっくり聴かせていただきます。
 
鎌倉規匠

CD届きました。
早速聞いてみましたが…いやあ、びっくりしました!良いです♪
自分の演奏を聞くと耳がチェックモードに入り、あら探しが始まるのですが、このCDは自分の音を楽しめるほどの音質、再現力ですね。
充実したオーディオで聞いてみたいものです。
簡単ですいません、取り急ぎメールにて失礼します。
ありがとうございました。

大角一飛

CD、ありがとうございます。
レコーディングの時に聞いていた音を、そのまま、また聞けた!
生演奏感!が素晴らしいですね。
今まで、聞いた事のないライブ感溢れるサウンドだと思いました!
本当にありがとうございます。
ご一緒させていただけた事に、感謝します。

鶴野美香

ライブで聴いているような楽器配置と音量バランスに拘って、時間を掛けて丹念にミキシングしたこと。
ボーカルで音程をはずしているところや声の震えやカスレがあったが、オリジナル録音のままでいく事にしたこと。
など、自然さを大切にマスタリングしました。
結局、「ディジタル処理でいかようにも加工できる時代になったが、自然に勝るものはない」ということに確信を持つことができました。

 

SACDアルバム、まもなく完成!

K’s です。 先週末は、「PCオーディオセミナー2011 in 名古屋」に多くの方に足を運んでいただき有難うございました。
そのセミナーでもハイレゾ音源として聴いていただいた「SACDアルバム My Foolish Heart」の全作業工程が完了しました。 来週早々に工場からプルーフ盤が届く予定で、最終検聴してOKを出せば、あとはプレス待ちです。 アルバム制作のサポートをしていただきました多くの皆様に、厚く御礼申し上げます。

このアルバムは非売品ですが、最初の配布は10月22日のライブ「Vocal Night at Ontei」で
http://www.wadatokki.co.jp/WP/?page_id=18
K’s に前売チケットを申し込んでいただいた方、全員にプレゼントさせていただく予定です。
皆様のお越しをお待ちしております。

以下、「SACDアルバム My Foolish Heart」ライナーノートの文書抜粋です。

 このSACDアルバムを創ろうと思い立ったのは、「ジャズを歌い始めて7年になるので本格的に録音したい」、「高音質なアルバム作りの可能性に挑戦したい」、「オーディオにおける新しい技術的手法を実験するための音源が欲しい」の3つでした。 多くの方々にお力添えをいただき、私のジャズ・ボーカルのアルバムを創ることができました。 

 ピアノの鶴野さん、ベースの大角さん、ドラムスの鎌倉さんの素晴らしい演奏をはじめ、ボーカリストの中野さんと牛島さんには1曲づつデュエットしていただきました。 また、録音エンジニアの花木さんにも尽力いただきました。 日頃ボーカルの指導してくださる矢頭先生のほか、協力いただきました皆様に心より感謝しております。
 
 私の好きなJAZZのスタンダード・ナンバーを、自分の解釈で表現したいという思いで歌ってみました。 なんとか全神経を歌に集中することができ、私の感情を入れ込むことができたと思います。 アルバムタイトルは ”My Foolish Heart” 聴いてください。

I t was 7 years ago I got started to sing Jazz. Nowadays I’ve wanted to make up my own album, challenging the possibility of very high sound quality. My another passion is Hi-Fi audio, so it should be music source for new technical method experiments in computer software. With many people’s assistance, my concept could be almost accomplished , I guess.

Thanks to all Musicians wonderful performances, Mo. Tsuruno on Piano, Mr. Ohsumi on Base, Mr. Kamakura on Drums, and Ms Nakano and Ms Ushijima for Duet Vocal.
Also thanks to Mr. Hanaki for very fine engineering.

I made effort to sing my beloved Standard Jazz Numbers with my own expression. Now I think I could pour my all the feelings into music. The Album is “My Foolish Heart”. I hope you enjoy it.

 これ迄に、技術面で関与したジャズ・ボーカルのアルバムは4枚、そして、この5枚目のアルバムが「私のファーストアルバム」となりました。
 
 レコーディングの時に、何回も録り直すと、ある種の緊張感が薄れてしまい、音楽に勢いやノリが無くなることを経験しています。 それを避けるため、全ての曲を練習1回、本番1回限りと決めて録音、それもプレイバック無しで録り続けました。 まさに、スタジオ・ライブといった雰囲気のレコーディングでした。
 
 録音フォーマットは24bit/96KHzのリニアPCM、16チャンネル。 ミキシングにおいて、ライブで聴いているような楽器配置と音量バランスに拘って調整し、思いの音を描き切ってみました。 いつものように「生演奏で体感した音」と「スピーカーが発した音が耳に届いたときに感じる音」が乖離しないよう、音響的な近似性も大切にマスタリングしました。
 
 このアルバムはハイブリッド盤なので、CD層は少しメリハリを付けたサウンドに、SACD層は自然さを狙ったサウンドに仕上げました。 是非、その違いもお楽しみください。

I’ve technically supported making 4 Jazz vocal album so far, then this fifth album has got to be My First Album.
I’ve found musical excitement or brilliance would be lost or diminished by too many take in recordings. To avoid such a thing, we decided to take only two times, one practice and one take without playback. It was really live recording in Studio.

Linear PCM 24bit 96KHz 16ch recording. Through mixing process, we arranged artist position and volume balance to accomplish our sound images. Because tonal approximation is most important for us, we mastered recordings to minimize the differences between live sound and loudspeaker sound.

We’ve mastered CD layer to sound vivid and SACD layer to sound natural in this Hybrid Disc. Please appreciate it’s different taste.

PCオーディオセミナーに参加!

K’sです。
2011年10月1日(土)にラトックシステム株式会社主催の「PCオーディオセミナー2011 in 名古屋」に、SALさんとK’sが参加します。

13:00~ 第一部 中上級者のためのPCオーディオ講座 ~多様な使いこなしを紹介~
15:30~ 第二部 初心者のためのPCオーディオ講座 ~これでちゃんと音が出せる~

御田照久氏の講演のほか、ラトックシステムの岡村氏と私達のトークセッションも実施予定です。

今回は傾きチャンク埋め込みバージョンのWave File Player for Experimentalの解説と音をお聴きいただくほか、K’s制作の未発表ハイレゾリューション音源もお聴きいただく予定にしております。

受講は無料ですが登録が必要です。(ラトックシステムのWEBサイトで登録受付中)

http://www.ratocsystems.com/info/campaign/2011pcaudio_nagoya/index.html

会場は「名古屋・ライブ・ギャラリー 元」名古屋市名東区上社1-110(地下鉄 上社駅 徒歩約4分)

セミナー会場で、オーディオファイルの皆さんとお会いできることを楽しみにしております。