カテゴリー

夏休みの工作 顛末記!

K’sです。
暑い日が続くので、今年も夏季休暇は何処にも出掛けずに家で体を休めることにした。
MJを読んでいたらキット製品の案内にDSO138という2.4インチカラーTFT液晶モジュールを使った携帯型オシロスコープの記事あり、何となく組立たくなって購入してみた。
JYE Techという中国のメーカーだが日本では秋月電子通商で買うことができる。
価格は3400円(税込)と信じられないくらい安い!
通信販売で購入したが、送料と代引き手数料が気になる安さだ!

仕様は
・サンプリングレート:1M sps
・分解能:12ビット
・サンプリングバッファ:1024バイト
・アナログ周波数帯域:0~200KHz
・垂直軸感度:10mV/div、0.1mV/div、1V/div
・垂直軸分圧比:x1、x2、x5
・水平軸タイムベース:10μs~500s
・入力抵抗:1MΩ
・最大入力:50Vp-p
・電源:DC9V、200mA
・基板サイズ:76x117mm
と記されていた。

届いた製品を見て、びっくり!
基板と部品1式だけと思っていたら、A4サイズ4頁カラーの詳細な英文組立説明書が付いていた。
また、トラブルシューティングのフローチャートも付いていてLEDの点滅で誤配線などのチェックもできるようになっている。

部品数は約80点、半田付けは200ヶ所くらいである。
しかし、部品の大きさを見るとK’sにとっては小さ過ぎて、組み立てる気力が失せる。

親指の大きさと比べると、どの位小さいかが判ると思う。

抵抗のカラーコードは小さすぎて何色かが判別できず読み取れない。
仕方がないので、DMMで1本づつ測定して確認することにした。
幸いセラミックコンデンサは小さいが、ルーペを使えば読み取れる。

インターネットの情報によると、急いで組み立てれば4時間程度ということであるが、この手の製作モノは1か所でも間違えたら動作しない。
K’sは4時間程度(半分くらい出来上がったところ)で1回キリにして、2日に分けて組み立てた。

夏は暑いし、半田ごてを握ればもっと暑くなる。
部品が小さく、半田ごてに顔を近づけないと部品が見えないので、夏は半田付けが嫌になる。

一通り半田付けが終わったら、誤配線や部品の付け間違い、半田のブリッジがないかなどを入念にチェックする必要がある。
LCD基板側にもコネクターを半田付けしてようやく完成!

次は電源の投入である。
DC9Vをコネクターから供給して、TP22の電圧チェックを行う。
幸運なことに3.3Vだったので、ジャンパーポイントをブリッジして、12ヶ所のTPの電圧を測定する。
これも運良く、すべてのTP電圧が正常だったので、一度電源を切って最後にLCDを取り付ける。

これで全完成なので、オシロスコープとして機能するはずだ!
再度、電源をONにしてみる。
2.4インチカラーTFTにFWのバージョンが表示され、トリガLEDが点滅してオシロの画面に切替った。
ここで初めてほっとすることができる。

その画面であるが、想像していたものより、かなり良く出来ていて見やすい。
さっそく1KHzの方形波TPにプローブを接続してみる。
2つのトリマコンデンサーを調整して方形波のエッジを直角にする。
所詮3400円なので、オーディオのチェック程度に使えればと思っていたが、良い意味での見当違いであった。

グリッド表示は測定器メーカーの本格的なオシロスコープより見やすい位だ。
さらに、OKボタンの長押しで、DMMの機能がONになり、画面のように幾つかの値がリアルタイムで表示される。
OKボタンを押すたびにRUNNINGとHOLDが切替わりるので、便利この上ない。
おもちゃ程度と思っていたが、簡易プローブも付属しており、本格的で充分実用になる。
価格からは想像できない性能だ。
中国パワー恐るべし!

半田付けの経験がある方なら、慎重に組み立てれば誰でも完成できると思う。
また、LSIなど一部の表面実装部品を半田付済のキットもある。
少し高くなるが、それでも3780円(税込)である。

テスター1台にも満たない金額なので、皆さんも、是非トライしてみては!
ただし、細かいところを見るための視力だけは必要だ!