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2015年のオーディオを振り返って

K’sです。
今年は趣味のオーディオにあまり時間を割くことができなかったが、オーディオに関する出来事を簡単に纏めてみた。

< CDアルバム >

「Otona Yuttari Jazz」というCDアルバム制作のお手伝いすることができた。
録音・ミックス・マスタリングのすべてを、念願だったK’sの自宅で行なった。
スタジオ録音と比べて、「静か」、「質の良い電源」、「使い慣れた機材」、「ケーブル最短」などが有利に働いた。
リラックスした雰囲気のボーカル(中野幸代さん)とピアノ演奏(鶴野美香さん)が心地良い。
10月末の発売以来、売れ行きは順調と聞いており、嬉しい限りである。


< PCオーディオの研究 >

再生においてはハイレゾ音源の必要性が無いことに確信を持てた。
DSD11.2MHz、PCM24bit/384KHzまでの再生実験を徹底して行った。
DAコンバーター3種類、プリアンプ2種類、パワーアンプ4種類、スピーカ3種類をすばやく切替えできる環境を構築。
K’sの再生環境では、いずれの組み合わせにおいても質の良い再生を行うには24bit/48KHzがベストであった。
自分で録音した24bit/96KHzのマスター音源でも、慎重に24bit/48KHzに変換すれば差は判らない。
その差が判る場合は、エイリアスや帯域外ノイズの混入などマスター音源側に問題があるようだ。
何人かのオーディオの専門家を招いてブラインドテストをした。その結果によっても裏付けがとれた。
ハイレゾ音源の正確なDA変換は意外に難しく、DAコンバーターに余裕がもてる24bit/48KHz辺りの再生がバランス的に良いと思う。

市販ハイレゾ音源の多くは、未だに発展途上といった段階である。
オーディオファイルの皆さんが「ハイレゾ音源に何を期待しているのか?」を制作メーカーは判ってないと思う。
その答えが「ハイレゾ音源の質の向上に繋がる鍵」になると思っている。

< アンプの自作 >

愉しく聴ける、少し緩いオーディオ装置のために管球式のプリアンプを改造と2種類のパワーアンプを作ってみた。
何れも3極管と3極管接続によるA級シングルで無負帰還といった構成。
当初は残留雑音(パワーアンプだけで1.6mV前後だった)の悩まされたが、回路検討と配線の引き廻しを検討し、何度も作り直した結果、DAコンバーター、プリアンプ、パワーアンプ、すべてを接続した状態で0.9mV以内に収めることができた。
一時は0.5mV程度になったが、回路と配線の変更をした為、残念ながら、この値には戻らない。
一般的には管球式アンプはレトロといったイメージであるが、直線性が良く、無負帰還でも使え、設計時の自由度が高い増幅素子である真空管を見直した。
アウトプットトランスの特性上、極端に広帯域でない周波数特性がPCオーディオと相性が良い。


< 少し変わった実験 >

得意先の好意により、短時間ではあったが大型の無響室でK’sが作った特殊な音源を再生することができた。
デッドな部屋での音源が、どんな風に聴こえるのか、とても興味があった。
2チャンネル(ステレオ)の位相は測定器で監視するより、耳で聴いた方が遥かに正確に判断ができることに驚いた。
無響室という環境が手に入れば、人間の耳は測定器の比ではないことを体感できた。
このような環境があれば、ミックスやマスタリング作業も大きく変わり、自然な音作りが出来ると思う。
(そのような音では絶対に売れないが・・・)

来年はPCオーディオによる再生を、別の切り口で、もう少し掘り下げて研究してみたい。

 

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