カテゴリー

電源品質のチェック

K’sです。
オーディオの再生環境をアップ・ツー・デートしたく、日頃から些細なことも一つづつ詰めるようにしている。
アンプを始め、再生装置そのものは本来の機能を充分発揮できるように、かなりの頻度でメンテナンスしているつもりだ。
しかし、肝心の源となる商用電源の方は、しばらくの間確認してなかったので久しぶりに電源品質を調べてみた。

K’sのオーディオ・ルームは集合住宅なので、電源の電圧は高めで、高周波ノイズも重畳している。
まずはコンセントの電源電圧をDMMで測ってみた。

アンプの電源を入れ、500W程度の負荷を掛けて計測した結果、写真のように電圧は103Vで大きな変動もなく安定している。

つぎにオシロスコープで波形を見てみた。

写真のように正弦波が見事に崩れている。
右側の写真は拡大したもので、かなりの重症である。
以前は高周波ノイズが重畳していたが、こんなに大きな崩れはなかった。

電気設備を施工しているサブコンの方に聞いたところ、最近は太陽光発電が増えてきており、直流から3相交流に変換するスイッチング・ジェネレーターの品質や負荷の掛け方などで、電源の品質は悪化しているそうだ。
電力会社からは力率を下げて品質の良い電源にして欲しいとの要請があるそうだが、発電側の企業は品質より発電効率を上げたいとのことで、我々一般需要家には手の届かない領域の話である。


さらにFFTで周波数分布を確認してみた。
こちらは、以前より良くなっている、高周波ノイズが重畳しているがひどいピークは見当たらない。
左側の写真が2.5GHzポジション、右側の写真が250Hzポジションで左から1ます目少し右にある大きなピークが60Hzである。

こんな電源環境ではアンプ系で詰めても、良い音は期待できない。
したがって、プリアンプ系は100W連続負荷が可能なジェネレータを2台使い綺麗な60Hzを作っている。
下側の写真がジェネレータを通した電源の波形である。
ほぼ問題ないレベルの波形なので、安心した。

コンピュータやDACの電源は別系統の500W連続負荷が可能なジェネレータを使い、パワーアンプはジェネレータを使わず2000Wの負荷に耐えるアイソレーション・トランスを使っている。
すなわち、コンセントの電源を直接使っているのは電源が入れっぱなしのクロック・ジェネレーターだけである。
集合住宅の電源事情はこんな状況である。
本来はコンセントから直接使いたいが、しばらくはアイソレーションした電源を使うしか手が無いようだ。

 

コメントはクローズされています.