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傾きチャンク利用β版リリースに向けてⅡ

二週間のご無沙汰でした。SALです。
今回は、傾きチャンク埋め込みソフト(gradient.exe)の説明を致します。

【仕様】
① RIFF-WAVE 形式のファイルで、フォーマットタグが1、チャンネル数が2、ビットデップスが16或いは24のデータを対象にします。
② data チャンク以降のチャンクは全て廃棄します。
③ 算出した傾きチャンクは、data チャンクの直後から続けます。
④ 傾きチャンクを削除して元に戻す機能はありません。
⑤ 傾きチャンクは、プライベート仕様なので、今回は公開しません。

【仕様の補足】
① WFP4Exp でアップ&リサンプリング対象となる形式です。
標本化レートは制限対象にはなっていませんが、効果があるのは、44.1 か 48KHz です。
理由は、それ以外であれば、デフォルトの Mtx16 との差異が微少だからです。
② 処理プログラムを簡略化するためです。data チャンク迄の情報は保存します。
③ こちらも簡略化するためです。初回も再埋め込みも同一処理で可能になります。
④ 他の再生アプリも含めて、本来のレートでの再生は常に可能です。
⑤ 迷ったのですが、「各自がこういった仕様を勝手に公表&先取りするのは拙い」と判断しました。
あくまでも「研究用」とご理解ください。

【操作法】
gradient.exe を起動すると、

上記ウィンドウがオープンします。
但し、”Source File”欄、”Information”欄は空白です。
“Browse”ボタンを使って、傾き付のファイルをオープンすると、この状態になります。
(傾きチャンクが無い場合は、右側の”Information”欄は空白です)

この状態で、”Calc Grad”ボタンを押すと、傾きデータの計算を始めます。
計算状況は、”Progress”バーで示されます。(”Close”改め”Cancel”ボタンで中止可能です)
計算モードは、48近傍逆マトリックス法(Mtx24)と4096近傍ハイブリッド法(Hyb2K)です。
計算を始める前に、”Hybrid”チェックボックスで、指定して於いてください。(計算中はグレイです)

終了すると、”OK(Save)”ボタンが可能になります。(”Calc Grad”ボタンはグレイになります)
傾きデータのビットデップスを、”24bit”チェックボックスで、指定してからファイルに保存しください。
(”24bit”チェックボックスを操作すると、それに応じて右側の”Information”欄が変わります)

保存せずに、別のモードで計算する場合は、”Hybrid”チェックボックスを操作すると、”Calc Grad”ボタンが可能になります。
計算後、”Calc Grad”ボタンをグレイにするのは、誤って再度同じ計算をさせない為です。
また、記録せずに”Browse”ボタンを押した場合は、警告を出します。(他の場合はくどいので警告しません)

【追加情報】
Mtx24 と比べて Hyb2K の計算時間は桁違いに長くなります。
だからと言って、ハイブリッド法が優れているとは限りません。
Mtx24 なら、CDソース(44.1KHz)に於いて、13800Hz以下で、誤差率 -90dB 以下(11KHzで-120dB)を確保できます。
Hyb2K では、18500KHz以下で -72~-80dB 程度です。但し、20KHzでも -63dB を確保します。
つまりは、「どの帯域を重視するか」ですので、楽曲ソース次第でしょう。

ビットデップスに関しては、誤差率が -90dB 程度なら 16bit ですが、
傾きは、周波数に比例するので、8オクターブを目安にすれば、容量が許せば 24bit がお勧めです。
しかしながら、聴感上同じであれば「過剰」と判断しても構いません。
但し、将来ソフトウェアDACに忠実にアナログ変換できるようになると、差が出るかもしれません。

1つのコメントがあります : 傾きチャンク利用β版リリースに向けてⅡ

  • seiji

    10月1日のPCオーディオセミナーで、「(標本化と復元)の話を久しぶりに聞きました。」
     愉しかったです。 どうしてもオーディオって、学問を超える??評論が先行するからです。

     私が学んだ往時は、実験用データ解析のためのフーリエ変換でしたが、・・・・・・原理は同じと感じました。

     オーディオへの思いですが、・・・・・・・・・・「まだまだ、CDの音を取り出し切れていない!」
      PCオーディオに取り組む(録音編集現場と同等の再生環境を目指す!)を気分です。
      投資システムの最適化組み合わせが「ソフトウェア<アルゴリズム・設定>にまで及ぶ」のは面白いです。

     まずは 御礼です。 神無月吉日 seiji拝
      

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